
「そろそろ体を戻したいけれど、何から始めればいいのか分からない」——西小山・洗足エリアで子育て中のママから、当ジムでもよくいただくご相談です。
産後の体は、妊娠前とは違う状態からのスタートになります。同じダイエット方法をそのまま再開しても思うようにいかないのは、意志が弱いからではなく、体の前提条件が変わっているからだと考えられています。
この記事では、産後6ヶ月〜2年ごろのママに向けて、産後の体に起きていること、気をつけたいポイント、そして子育てをしながら続けられるジムの選び方を、地域の情報も交えながら整理しました。
~目次~
産後のママが「体を戻したい」と思い始めるタイミング

生活が少し落ち着いた頃にふと訪れる
産後すぐは、授乳と睡眠不足で一日が過ぎていきます。体型のことを考える余裕が出てくるのは、夜まとまって眠れるようになったり、離乳食が軌道に乗ったりと、生活のリズムが見えてきた頃。産後6ヶ月〜1年ごろにご相談が増えるのは、こうした背景があるようです。
「妊娠前の服が入らない」という現実的なきっかけ
季節が変わってクローゼットを開けたとき、去年までのパンツのウエストが留まらない。復職に向けてスーツを試着したら体型が変わっていた。こうした具体的な出来事が、行動のきっかけになる方は多くいらっしゃいます。
体重は戻っているのに見た目が違う、という声も少なくありません。これは体重という数字だけでは、姿勢や筋肉のつき方の変化までは分からないためだと言われています。
まずは健診で回復の状況を確認するところから
目黒区では産婦健康診査として、産後2週間頃に1回目、産後1か月頃に2回目の健診が実施され、1回あたり5,000円が助成されます(受診票の有効期間は出産後2か月以内)。健診では体重や血圧の測定に加えてメンタルチェックも行われます。体づくりを始める前に、この健診で経過を確認しておくと安心です。
厚生労働省研究班監修の「女性の健康推進室 ヘルスケアラボ」でも、産後3週間ほどは無理をせず、体の回復に合わせて徐々に普段の生活に戻していくことが示されています。
焦る必要はない、でも自然に戻るのを待つだけでは変わりにくい
産後の体型変化は、時間が経てば自動的に元通りになるものではないという考え方があります。とくに授乳が終わった後は消費エネルギーが減るため、それまでと同じ食生活のままだと体重が増えやすくなるとも言われています。
「いつか」ではなく「今の生活の中でできる範囲」で始めることが、結果的に近道になるケースが多いと感じています。
産後の体に起きていること──妊娠前と同じやり方が通用しない理由

骨盤を支える筋肉がゆるんだ状態からのスタート
厚生労働省研究班監修の「女性の健康推進室 ヘルスケアラボ」では、お産によって骨盤底筋群という骨盤を支える筋肉がゆるむことで、尿もれが起こりやすくなると明記されています。骨盤底筋群は体の土台を支える筋肉でもあるため、ここがゆるんだままだと、立つ・歩く・抱き上げるといった動作が不安定になります。
さらに妊娠中は出産に備えて関節や靭帯がゆるみやすい状態になり、その影響は産後もしばらく残ると言われています。この時期に急に負荷の高い運動を始めると、骨盤まわりや膝、腰に負担が集中しやすくなります。
お腹の筋肉が「使えていない」状態になりやすい
妊娠中にお腹が大きくなる過程で、腹部の筋肉は引き伸ばされます。産後もその状態が続くと、力を入れても内側の筋肉がうまく働かず、代わりに腰や太ももの外側で体を支える動きになりやすいとされています。
「腹筋運動をしているのにお腹がすっきりしない」「反り腰が気になる」といった悩みの背景には、こうした使い方のクセが関係していることがあります。抱っこや授乳の姿勢が続くことで肩や腰に負担がかかる仕組みについては、デスクワークや日常姿勢と肩こり・腰痛の関係をまとめた記事でも詳しく触れています。
睡眠不足が体づくりに与える影響
夜間授乳や子どもの寝かしつけで細切れ睡眠が続くと、食欲のコントロールそのものが難しくなります。厚生労働省のe-ヘルスネットでは、睡眠不足が数日続いただけで食欲を抑えるホルモン(レプチン)の分泌が減少し、逆に食欲を高めるホルモン(グレリン)の分泌が亢進するため、食欲が増大することが分かっていると解説されています。
つまり、産後に「甘いものがやめられない」のは意志の問題ではなく、体の仕組みによるものです。まずは睡眠を削らない前提でプランを組むことが出発点になります。
体力の土台そのものが下がっている
妊娠後期から産後にかけては、まとまった運動から離れる期間が長くなります。久しぶりに運動を再開したときに「こんなにきつかったかな」と感じるのは自然なことで、まずはその土台を戻していく段階が必要になります。
産後の体づくりで特に気をつけたいポイント

骨盤は「締める」より「支えられる状態にする」
「産後は骨盤を締めればいい」というイメージを持たれている方は多いのですが、ベルトなどで外から固定するだけでは、自分の力で支える機能は変わりにくいという考え方があります。
骨盤まわりを支えているのは、お腹の深い部分の筋肉やお尻の筋肉、そして骨盤底の筋肉です。これらが連動して働くことで、立つ・歩く・抱き上げるといった日常動作が安定してくると言われています。
骨盤底筋のトレーニング方法については、ヘルスケアラボで具体的な手順が公開されています。おしっこをガマンするようなイメージで肛門・尿道・腟全体を約15秒締め、約45秒力を抜く。これを10回、10分間繰り返すというもので、最初は1日2回10分ずつ程度から始めることが推奨されています。道具もいらず、授乳中や寝かしつけの合間にもできる内容です。
体幹トレーニングは「呼吸」から始めるという選択
いきなり腹筋運動やプランクに取り組むより、まずは呼吸に合わせてお腹の深部を働かせる練習から始めるほうが、産後の体には合いやすいとされています。息を吐きながらお腹を薄く保つ、肋骨を締める——といった地味な動きですが、ここが整ってから負荷を上げていくほうが、腰への負担も抑えやすくなります。
極端な食事制限が続かない理由
授乳中の方は、通常よりも多くのエネルギーが必要です。厚生労働省の日本人の食事摂取基準(2025年版)では、授乳婦のエネルギー付加量は1日あたり+350kcalと定められています。つまり授乳中は、妊娠前より多く食べる前提で基準が組まれているということです。ここから極端に食事量を減らすと、体調を崩したり、反動での食べすぎにつながったりしやすくなります。
「減らす」より「たんぱく質と鉄を意識して整える」ほうが、産後の体には現実的だと考えられています。食事制限に頼りすぎない体づくりの考え方は、リバウンドを繰り返さないための3つのポイントを解説した記事もあわせてご覧ください。
時期別の目安を整理すると
| 産後の時期 | 体の状態の傾向 | 意識したいこと |
|---|---|---|
| 〜産後2ヶ月ごろ | 回復が最優先の時期 | 産婦健診(産後2週間頃・1か月頃の2回)で経過を確認。運動は医師・助産師の判断に従う |
| 産後3〜6ヶ月ごろ | 関節がゆるみやすさが残る場合も | 呼吸・骨盤底のケア、歩く量を増やすところから |
| 産後6ヶ月〜1年ごろ | 体力が戻り始める人が多い | 自重トレーニングで支える力づくり。食事は「整える」 |
| 産後1〜2年ごろ | 生活リズムが安定してくる | 負荷を段階的に上げ、体型の変化を狙う段階へ |
※あくまで一般的な目安です。出産の経過や体調には個人差があるため、不安がある場合は医療機関にご相談ください。
なお、運動量の目安として、厚生労働省の研究班資料では、禁忌のない妊娠中・産後の女性に対して「3メッツ以上6メッツ未満の身体活動を週7.5メッツ・時以上(歩行なら1日20分以上、約4,000歩以上に相当)」が推奨されています(妊娠中・産後の身体活動に関する推奨値)。体力が戻ってきた段階では、成人向けの健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023(推奨シート:成人版)にある「1日約8,000歩」「筋力トレーニングは週2〜3日」が次の目標になります。
「子どもを連れて行けるか」「時間が取れるか」不安に答える

子どもを連れて行っても大丈夫?
産後のママからいちばん多いご質問がこれです。当ジムは完全予約制のマンツーマンで、他のお客様と重ならない時間帯にご案内できるため、お子さま連れでのご来店にも対応しています。ベビーカーのまま入れるかどうかも含めて、体験時にご相談ください。
ご家族に預けられる日と、そうでない日が混ざっても問題ありません。「今日は連れて行きます」と事前にお伝えいただければ、その日の内容を調整します。
1回どれくらいの時間がかかる?
お子さまのお昼寝や授乳のタイミングに合わせて、短時間で組み立てることも可能です。まとまった時間が取れない時期は、頻度を落としてでも継続することを優先するほうが、結果的に続きやすいと考えられています。
急なキャンセルが心配
子どもの発熱や登園渋りは、予定通りにいかないのが前提です。日程変更のルールは事前に確認しておくと安心材料になります。「行けない日があること」を織り込んだ通い方をご提案しています。
自宅でできることも組み合わせる
週1回のトレーニングだけで体は変わりにくいため、家で1日数分できる内容もお渡ししています。ベビーカーでの散歩を「運動」としてカウントできるようにする工夫も、産後の方には効果が出やすい部分で-す。歩いているのに変化を感じにくい場合の理由については、ウォーキングで結果が出にくい人の共通点を整理した記事も参考になるかと思います。
地域の支援制度も活用できます
目黒区では、助産師によるストレッチ講座などを含む産後ケア事業(通所「集団」型)が、出産後6か月未満の方を対象に実施されています。また、家事育児サポーター(産後ドゥーラ)利用費助成事業のように、一時的に手を借りられる仕組みもあります。こうした制度と組み合わせて、自分の時間を確保する方もいらっしゃいます。
西小山・洗足エリアで産後ママが通いやすいジムを選ぶポイント

駅からの距離と、ベビーカーでの動線
通いやすさは継続に直結します。西小山駅・洗足駅の周辺は坂や踏切があるため、「駅から近い」だけでなく「ベビーカーで行きやすいか」「エレベーターや段差はどうか」まで見ておくと安心です。買い物や保育園の送り迎えのついでに寄れる立地かどうかも、現実的な判断材料になります。
産後の体を前提にした指導かどうか
産後の体づくりは、一般的なダイエットプログラムとは進め方が変わります。骨盤底や呼吸へのアプローチを扱っているか、負荷の上げ方を段階的に設計してくれるか。体験時に「産後なのですが」と伝えたときの返答で、ある程度は判断できます。
食事指導のスタンス
授乳中かどうかで、必要なエネルギー量は変わります。一律に糖質を制限するような指導ではなく、今の生活と体調に合わせて調整してくれるかを確認しておきたいところです。
体験時に聞いておきたい5つのこと
- 子ども連れで通えるか、その場合の対応
- 1回の所要時間と、短縮できるか
- 日程変更・キャンセルのルール
- 産後の指導経験があるか
- 料金の総額と、追加費用の有無
ジム選び全般で後悔しないための視点は、女性がジム選びでつまずきやすいポイントをまとめた記事でも詳しく解説しています。
よくあるご質問
A. 目黒区では産後2週間頃と産後1か月頃に産婦健康診査が行われます。まずはこの健診で経過を確認し、医師や助産師の判断に従ってください。
A. 体調が安定していれば取り組めます。ただし食事摂取基準では授乳婦のエネルギー付加量は1日+350kcalと定められているため、極端な食事制限は避けてください。
A. 完全予約制のマンツーマンのため、お子さま連れでのご来店にも対応しています。ご予約時にお知らせいただければ時間帯を調整します。
A. 自宅での短時間のセルフケアや日常の歩行量とあわせれば、変化は期待できます。頻度より継続を優先する考え方が大切とされています。
A. 呼吸や姿勢を整えるところから始められます。産後は体力の土台づくりからスタートする方が多いので、経験の有無は問いません。
まとめ|「まず相談だけ」で大丈夫です

産後の体型戻しは、妊娠前と同じやり方をなぞるものではなく、変化した体に合わせて組み立て直す作業だと考えられています。
- お産で骨盤底筋群はゆるむため、まずはそこを支えられる状態に戻すことが先
- 骨盤や体幹は「締める」より「支えられる状態にする」発想へ
- 授乳婦のエネルギー付加量は1日+350kcal。減らすより整える方向で
- 睡眠不足は食欲を高めるホルモンを増やすため、睡眠を削る計画にしない
- 続けられる立地・時間・ルールかどうかが、ジム選びでは重要
読んで納得しても、一人で始めるのは不安なものです。パーソナルジムBe more西小山洗足店では、「まだ通うか決めていない」段階でのご相談も歓迎しています。今の体の状態を一緒に確認して、生活の中でできそうなことを整理するだけでも、次の一歩が見えやすくなるかと思います。
無料体験・ご相談のご案内
- 店舗名:パーソナルジムBe more西小山洗足店
- 所在地:東京都目黒区洗足1-1-16 丸陣ビル1階(西小山駅から徒歩5分)
- こんな方へ:産後の体型が戻らない/子連れで通えるジムを探している/運動が久しぶりで不安
お子さま連れでのご来店、短時間での実施、日程変更のご相談にも対応しています。まずは体の状態を見るところからで構いません。
※本記事は健康づくりを目的とした一般的な情報提供であり、診断や医療的な判断を行うものではありません。体調に不安がある場合は医療機関にご相談ください。


